邪なる紅い月に照らされたその星は
聖なる蒼いクリスタルによって護られていた
そんな星に生まれた
二人で一つの能力を分かち合った双子達
双子達の幸福な運命は
紅い月の光にゆがめられていく
全ての運命はクリスタルに刻まれる…
読んだまんま判断すると、どっかの星の話みたいですね。悪者が住んでいる紅い月が近くにあるが、星に聖なる蒼いクリスタルがあって、それが守ってくれているみたいです。そこにすんでいる二人の双子。彼らは何らかの能力を二人で分けて持ってしまった。彼らは幸福だったが、紅い月により彼らの運命は変わっていく…。
ヴェオ・ル高地の中腹に、こじんまりと或る村。
からくり人形のような姿の「ユーク族」、体の小さな「リルティ族」、そして「クラヴァット族」。クラヴァット族は剣、ユーク族は魔法、リルティ族は錬金術(?)が得意だと思われる。種族同士は仲がよいと思われる?
クラヴァット族のラトフには「ユーリィ」と「チェリンカ」という子供がいた。妻アーチェスは亡くなっている。この二人は双子で、ひとつの能力を分け合って生まれてしまった。
二人の周りには、ラトフ、魔法使いのアルハナーレム(ユーク族)、錬金術師ミース(リルティ族)がおり、楽しく平和に暮らしていた。
そんなある日、村に災厄が訪れる。クリスタルとともに幸福な日々も消えようとしている…(でユーリィが立ち上がる?)。雷雨の中村に忍び寄る影。不気味に紅く光るクリスタルを見かける二人の前に幼い子供が現れる。